会社名検索の1ページ目を自社情報で強くする|複数オウンドメディアという考え方

会社名で検索したとき、検索結果の1ページ目に何が表示されているか確認したことはありますか?
多くの企業では、
・公式サイト
・求人サイト
・口コミサイト
・比較サイト
・SNS
・プレスリリース
・アフィリエイト記事
・まとめ記事
など、さまざまなページが混在しています。
その中には、自社の商品ではなく、競合商品や別サービスを紹介する第三者の記事が上位に表示されているケースもあります。
特に指名検索では、
「その会社について詳しく知りたい人」
「問い合わせ前に確認したい人」
「商品やサービスを比較したい人」
が検索しているため、検索結果の見え方はとても重要です。
そこで考えられる運用の1つが、
複数のオウンドメディアを活用して、会社名検索時の自社情報を厚くする
という方法です。

会社名検索は問い合わせ直前に行われることが多い
ユーザーが会社名を直接検索するのは、すでにその会社を知っている状態です。
たとえば、
「株式会社○○ 評判」
「株式会社○○ サービス」
「株式会社○○ 料金」
「株式会社○○ 採用」
など、会社についてもう少し詳しく知りたいときに検索されます。
つまり、指名検索は、
認知 → 比較 → 問い合わせ
の中でも、比較や検討に近い段階で行われることが多い検索です。
このとき、検索結果の1ページ目に自社と関係のない第三者サイトばかり並んでいると、ユーザーが別の商品や競合サービスへ流れる可能性もあります。
アフィリエイト記事が入り込むこともある
企業名やサービス名で検索した際に、
「○○の評判」
「○○はおすすめ?」
「○○と△△を比較」
といった記事が上位に表示されることがあります。
中には、自社について紹介しているように見せながら、
最終的には別の商品や競合サービスへ誘導するアフィリエイト記事もあります。
もちろん、第三者が記事を書くこと自体は問題ありません。
ただ、自社名で検索したユーザーが、
本来問い合わせにつながるはずだったのに、別サービスへ流れてしまう
という可能性は考えておく必要があります。
そこで「複数オウンドメディア」という考え方
1つの公式サイトだけで情報発信するのではなく、
複数の自社メディアを役割ごとに運用する方法があります。
たとえば、
・株式会社○○ 公式サイト
・株式会社○○ メディア事業部
・株式会社○○ サジェスト対策事業部
・株式会社○○ AI・DX事業部
・株式会社○○ 採用メディア
・株式会社○○ コラム
・株式会社○○ 事例紹介サイト
などです。
それぞれのサイトに明確な役割を持たせ、内容を分けて運用します。
こうすることで、会社名検索時に、
自社が管理するページの露出を増やしやすくする
という考え方です。
重要なのは「同じサイトを量産すること」ではない
ここはとても重要です。
複数ドメインを作るからといって、
同じ記事をコピーして量産すればよいという意味ではありません。
それぞれのサイトに、
・異なる目的
・異なるターゲット
・異なる記事テーマ
・異なる役割
を持たせることが重要です。
たとえば、
公式サイト
会社情報、サービス内容、問い合わせ
メディア事業部
オウンドメディア、SEO、AEO、AI検索
サジェスト対策事業部
サジェスト、検索候補、風評被害対策
採用メディア
仕事内容、社員紹介、採用情報
のように分けます。
これなら、それぞれが独立した情報価値を持つメディアになります。
1ページ目を「自社情報で埋める」のではなく「厚くする」
表現としては、
「検索結果を自社サイトで埋める」
よりも、
「会社名検索時の自社情報を厚くする」
と考えた方が自然です。
検索順位は検索エンジン側が決めるため、
「必ず1ページ目を自社サイトだけにできる」
といった保証はできません。
ただし、
自社で管理する情報源を増やし、
それぞれを継続的に育てることで、
会社名検索時に自社情報が表示される可能性を高めていくことはできます。
複数メディアは「指名検索対策」と相性がいい
SEOというと、
「新しいユーザーを検索から集める」
というイメージが強いかもしれません。
しかし、オウンドメディアにはもう1つ、
すでに会社を知っている人に、正しい情報を届ける
という役割があります。
たとえば、
会社名で検索した人に、
・公式情報
・専門記事
・事例
・よくある質問
・採用情報
・サービス情報
が複数表示されれば、
ユーザーは自社についてより深く理解できます。
結果として、
第三者サイトだけに判断を委ねない検索結果
を作りやすくなります。
複数メディアにはリスク管理の意味もある
1つのサイトだけに情報を集約していると、そのサイトの評価や検索順位に大きく依存します。
一方で複数の自社メディアを持っていれば、
・情報発信の入口を増やす
・事業ごとの専門性を分ける
・指名検索時の自社情報を増やす
・特定サイトへの依存を減らす
といったメリットもあります。
特に複数事業を展開している会社では、
事業ごとに専門メディアを分ける
という運用は相性があります。
ただし、ドメインを増やせばいいわけではない
複数ドメインには当然デメリットもあります。
サイトが増えれば、
・記事制作
・更新
・セキュリティ管理
・WordPress管理
・Search Console確認
・内部リンク設計
・情報更新
などの作業も増えます。
そのため、
5サイト、10サイトと一気に増やすより、
まずは
公式サイト+専門メディア1〜2サイト
程度から始める方が現実的です。
たとえば3サイト構成ならどうなる?
例として、株式会社○○がWeb関連サービスを提供しているとします。
1.公式サイト
会社概要、サービス一覧、問い合わせ
2.株式会社○○ メディア事業部
SEO、AEO、AI検索、オウンドメディア関連の記事
3.株式会社○○ サジェスト対策事業部
サジェスト、評判、検索候補、風評被害関連の記事
という構成です。
ユーザーが会社名を検索した際に、
公式サイト
専門メディア
事業部サイト
SNS
プレスリリース
採用ページ
などが表示されれば、
会社に関する情報を複数の角度から伝えられます。
プレスリリースやSNSも組み合わせる
複数オウンドメディアだけでなく、
・プレスリリース
・X
・Instagram
・Facebook
・YouTube
・会社プロフィールページ
なども指名検索時の情報面を厚くする要素になります。
つまり、
公式サイト
+
専門メディア
+
SNS
+
プレスリリース
+
外部の信頼できる掲載実績
を組み合わせる考え方です。
これにより、
ユーザーが会社名を検索した際に、
自社から発信した情報や正確な情報へたどり着きやすくなります。
EEATの観点でも事業ごとの専門性を出しやすい
複数メディアを事業ごとに分けることで、
専門性を明確にしやすくなります。
たとえば、
「SEOの会社です」
「AIの会社です」
「サジェスト対策の会社です」
と1サイトで全部説明するより、
それぞれの事業について、
・専門記事
・実績
・FAQ
・事例
・運営者情報
を蓄積する方が、ユーザーにも理解されやすくなります。
新しい実績や事例が出たら、
既存記事へ反映していくこともできます。
「まるごと自社メディア」では複数メディア運用も検討できます
株式会社コアピボットの
「まるごと自社メディア」
では、1つのオウンドメディアを運用するだけでなく、
企業の事業内容や検索環境によっては、
複数の専門メディアを運用する形
も考えることができます。
たとえば、
・会社本体のオウンドメディア
・事業部ごとの専門メディア
・採用向けメディア
・商品・サービス別メディア
などです。
それぞれに異なる役割を持たせながら、
SEO、AEO、AI検索、指名検索を意識して情報を蓄積していきます。
こんな企業に向いています
複数オウンドメディア運用は、
・複数の事業を展開している
・会社名検索時の情報を増やしたい
・第三者サイトに検索結果を依存したくない
・アフィリエイト記事や比較記事に流入を取られている
・事業ごとの専門性を強く出したい
・自社情報を継続的に蓄積したい
という企業に向いています。
まとめ
オウンドメディアは、
新規顧客を検索から集めるためだけのものではありません。
会社名で検索されたときに、
どのような情報が表示されるかを整えるためにも活用できます。
1つの公式サイトだけでなく、
事業部ごとの専門メディアや採用メディア、コラム、SNS、プレスリリースなど、
複数の自社情報を育てることで、
指名検索時の自社情報を厚くする
という運用ができます。
重要なのは、
同じ内容のサイトを量産することではありません。
それぞれに明確な役割を持たせ、
独自の記事を継続的に蓄積することです。
株式会社コアピボットの「まるごと自社メディア」では、
1つのサイト運用だけでなく、
複数メディアを活用したブランド検索面の強化
も含めて、企業ごとに運用方法を考えることができます。
「会社名検索時に第三者サイトばかり表示されている」
「競合商品を紹介するアフィリエイト記事が気になる」
「複数事業をそれぞれ専門的に発信したい」
という企業様は、お気軽にご相談ください。

